ご報告
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日頃より私の政治活動に対しまして格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
令和5年9月の第2次岸田改造内閣の発足に伴い、国土交通副大臣、復興副大臣、内閣府副大臣の任期を終え、お陰様で無事に職責を全うすることができました。
そしてこの度、参議院自民党国会対策委員会 筆頭副委員長、自民党総務会 総務、決算委員会 筆頭理事、政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 理事、東日本大震災復興特別委員会 理事に就任致しました。これも皆様からのご指導ご鞭撻の賜であり、心より感謝申し上げます。
副大臣在任中は、二度にわたる記録的な大雨により、秋田県内各地で甚大な被害が発生しました。私自身、居ても立ってもいられず、被災した八峰町・能代市・三種町・五城目町などの現場を駆け回りました。五城目町では、馬場目川の増水により廣徳寺橋が沈下し、川を渡れない状況だったため、直ちに国交省から町へ組立式の橋を貸し出し、応急復旧作業を進めました。その結果、林道を使った大幅な迂回をせずに、生活利便を維持することができました。
日本海沿岸東北自動車道・二ツ井今泉道路の小繋~今泉の工事計画変更の際には、当初は別の新規事業であった今泉~蟹沢間の1.7キロを延伸という形で計画変更の中に取り込み、必要な手続きと期間を大幅に短縮いたしました。また、東北中央自動車道の標識が、「湯沢横手道路」「院内道路」という区間ごとの表示となっていましたが、これを統一して分かりやすく「東北中央道」へと変更いたしました。将来的に、秋田~山形~福島~東京が一本の道でつながることに備えた意識改革が狙いです。
毎年のように農地への水害で悩まされていた米代川流域の大館市(板沢地区)では、川の堤防のかさ上げに着手し、令和6年度中の完成を目指し事業を進めております。
また、今後の浸水被害に備えて、防災集団移転を事前に希望する雄物川流域の大仙市(物渡台地区)においては、住民の移転補償に必要な市の財政負担ができるだけ軽くなるよう、国の補助率を大幅に引き上げる「防災集団移転促進事業」の制度改正を行い、令和5年度の新規採択に結び付けることができました。
さらに、全国的にコロナ前の水準に回復しつつあるインバウンド需要を取り込むべく、県内各地の魅力度をアップさせるため、湯沢市・東成瀬村の「雪」や鳥海エリアの「星空」といった、観光素材を磨き上げる取り組みなどに対して、令和5年夏よりご支援させていただいております。
この他、未来の道路を見据える上小阿仁村でも、自動運転技術を用いた地域交通の本格実証ができるよう、新たに補助採択しました。
秋田県をはじめとした地方の元気を取り戻すため、2050年カーボンニュートラル実現の切り札として期待される洋上風力発電事業の促進に向けて環境整備を推進します。また、県内の高速道路ネットワークの更なる充実化や防災・減災のための国土強靭化を着実に実行していくため、継続的・安定的な予算の確保に努めて参ります。
さらに、これまでも取り組んできた、農業や産業の活性化、東京一極集中の是正や物価高騰対策についても全力で取り組む所存です。何卒これまで以上のご支援ご指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
参議院議員
国土交通副大臣、復興副大臣、
内閣府副大臣就任のご報告
8月に発足致しました第2次岸田改造内閣においては、国土交通副大臣、復興副大臣、内閣府副大臣を拝命致しました。
国土交通省は、非常に幅広い分野を所管する役所であるともに、防災や国土強靱化をはじめ、国民の安全安心な暮らしを守る上で重要な役割を担っており、私自身、秋田県や各市町村の要望活動で何度も国交省に行くなかで、国土交通分野で仕事をしたいという強い思いがありました。
秋田県・青森県において、8月9日からの記録的な大雨の影響で、河川が氾濫し、家屋の浸水や集落の一時孤立といった被害も発生しました。
近年、こうした災害が、全国で頻発化・激甚化している状況を見るにつけ、私が常々感じておりますのは、国民の命とくらしを守るため、国土強靭化の重要性がますます高まっているということです。
例えば、都市部では道路をはじめとした老朽化の問題があり、また地方においては、道路、港湾や河川等の社会資本整備がすすんでいないところもまだまだ残っており、できる限り均衡ある国土の発展を推し進めていかなければなりません。
そのためにも国土交通省は、国民から信頼され、頼りにされ、そして活力を与えられる役所であり続ける必要があります。