平成23年10月20日「TPP交渉参加断固阻止秋田県代表者集会」が秋田市で行われました。私は臨時国会の為に残念ながら参加できず、次のメッセージを送りました。
「 本日ここにTPP交渉参加阻止秋田県代表者集会が多くの関係者のご臨席のもと開催されますことに対しまして心より敬意を表す次第であります。
また本日より臨時国会が召集され出席が叶いません事を心よりお詫び申し上げます。
昨年突如としてTPPの話が持ち上がり財界や経済界、大手マスコミを中心に参加すべしと旗を振り続けておりますが稚拙な判断はすべきではないと思います。確かに我が国の農産物はブランド力があり海外で売れるのかも知れませんが、現在の農業を取り巻く環境は、農業従事者の高齢化、また担い手不足や耕作放棄地の拡大などで生産量が落ちているという現状を考えれば先ず成すべきは国内農業の足腰を再生させることが何よりも大事なことであります。
農林水産業対輸出産業という対立構図で世論を煽り二者択一の選択を迫るこの政治手法は間違いであると断言しねばらなりませんし、このTPP問題は民主党政権の外交政策の失敗によるところが大きいのであります。
その失政の尻拭いのために行き先の分からないバスに日本の農業を乗せることは決してあってはなりません。私も皆さんと力を合わせて地域を支える農業を守るために精一杯努力をして参りたいと強く申し上げたいと存じます。
最後になりますが本日ご参集の皆様と秋田県の農業の更なるご発展を祈念いたしましてメッセージとさせて頂きます。」